狗的使用例

犬の口腔内メラノーマをコントロールしている例

犬の口腔メラノーマへコルディを使用し維持している例

コルディは治療目的で作られた医薬品ではありません。ペットたちの健康維持にお役立ちできれば幸いです。

口腔メラノーマとは

犬において悪性度の高いメラノーマというとまず頭に浮かぶのは口腔内に発生する口腔内メラノーマです。
犬に発生するメラノーマ、口腔内メラノーマは極めて悪性で進行も早くリンパ節や肺へ高い頻度で転移を起こします。

しかし、コルディをお飲みいただいたり、食生活等の生活習慣を見直すことで長期にQOL(生活の質)を維持しながら病態をコントロールすることができる例もあります。

こちらのページには犬に発生するメラノーマ、口腔内メラノーマについて詳しく解説しています。合わせてご覧下さい。

口腔メラノーマへのコルディ使用例

コーギー 15歳 14.5㎏ 
  • 2015年9月に顔の腫れに気付き、同月26日に口腔メラノーマと診断。
  • リンパ節への転移あり、肺転移なし。
  • 余命2ヶ月と言われる。

お食事は、ph調整食から手作り食に切り替えてみたものの下痢をしてしまったので、二食のうち一食は元のph調整食に戻し、同時にコルディの投与を開始されています。

 

経過(※個人の感想です)

2015年10月3日

抗がん剤(カルボプラチン)1回目。
1週間食欲不振が続いたため、コルディをありとあらゆるものに混ぜて摂取させた。

20F6C476-2BA4-4113-8C73-CA9901B47791 治療開始2週間後のご様子。

11月14日

抗がん剤3回目。腫瘍の大きさが3cmから2cmに縮小した。抗がん剤の副作用は大きく出ていない。

12月26日

抗がん剤5回目。肺転移見られず。
血液検査にやや異常がみられたため、肝臓の内服薬が処方された。
お食事をドッグフードに変更。

2016年2月6日

抗がん剤7回目。腫瘍の大きさ1cmにまで縮小。
血液検査特に変化なし。肝臓の内服薬に、腎臓の内服薬(ネフガード)を追加。

2月14日

無事15歳のお誕生日を迎えられた。

3月19日

抗がん剤9回目。腫瘍の大きさ変化なし。
家族会議の末、抗癌剤の継続を中止。ネフガードのみ継続していくことに。
コルディは同様の量で続けていく。

5月14日

腫瘍の大きさ変化なし。

現在のご様子(※個人の感想です)

年相応の衰えはあるものの、食欲旺盛、腫瘍に関しての変化は殆ど無いとのことです。

 

コーギーさんの平均寿命を考慮すると、免疫力はかなり低下しやすい状態にあり、またその状態で抗がん剤を使用すると通常は副作用が大きく出てしまいます。
今回のワンちゃんの場合は、コルディを多く与えていただいていたことで免疫力低下の抑制が出来、抗がん剤の副作用軽減と、腫瘍に対しての効果が発揮できたことで、今回のような結果になったのではと思います。

抗がん剤はメリット(効果)>デメリット(副作用)であれば使用する価値があると思います。
しかし、継続することでがん細胞が抗がん剤に対して耐性を持ってしまい、効果が現れにくくなっていきます。(メリット<デメリット

そうすると、更に強い抗がん剤の使用を勧められることが多いですが、強いものになればなるほど、副作用も重篤化していきます。
抗がん剤を含め、全てのお薬には副作用が伴います。

そのお薬のメリットを最大限に活かし、デメリットをカバーすることで、QOLの維持も可能となります。
ワンちゃん・ネコちゃんの体に負担が少しでもかからないよう、日頃のお食事の見直しや、サプリメントの利用をご検討頂けたら幸いです。

こちらのページには犬のメラノーマ-症状や原因、寛解・克服方法について詳しく解説しています。参考になさってください。

犬のメラノーマ その他使用例

トイプードルの口腔内メラノーマが消失した使用例-塩田動物病院報告
ラブラドール・レトリーバーの口腔内メラノーマへの使用例-かも動物病院報告
ビーグル犬の口腔内メラノーマへの使用例-ペットハウスきずな動物病院報告
ミニチュアダックスの口腔内メラノーマへの使用例-飼い主様報告