猫的癌症
猫のメラノーマ・皮膚がん ― 特徴、治療法、改善のヒント
ご愛猫がメラノーマ(皮膚がん)と診断されたら
猫に発生する皮膚がん・悪性黒色腫などと言われることもあるメラノーマ。
メラノーマは猫の癌の中でも悪性度の高いがんです。
皮膚に発生する癌にはメラノーマの他に扁平上皮癌や肥満細胞腫などがあります。
猫がメラノーマ、皮膚癌と診断されると手術や抗がん剤、放射線などの治療を行うことが検討されますが、性質の悪い癌であるため身体に大きな負担をかけて治療を受けたにも関わらず短期で再発してしまったり、或は治療効果が得られない事もしばしばです。
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しかし、メラノーマを患っても取り組み次第で予後を大幅に改善したりQOL(生活の質)を維持し元気食欲を回復させる事はできると考えています。実際いままで多くのネコちゃんのメラノーマがコントロールできた例があります。
ぜひコルディの使用例をご確認ください。そして是非一度、ご愛猫の状態をご相談ください。
猫のメラノーマ(皮膚癌)の概要
猫にしばしば発生するメラノーマは、悪性黒色腫とも呼ばれる皮膚がんの一種です。進行が速く、再発や肺転移の起こりやすく、もっともタチの悪い癌の一種です。
人では10万人に数人程度の発生頻度ですが、猫ではもう少し高い確率で発生し、特に黒色の被毛の子で起こりやすいと言われています。
メラノーマの発生原因は外部からの慢性的な刺激だと考えられます。口腔内であれば固いドライフードや骨ガム、噛むおもちゃなどの刺激が挙げられます。肉球付近であれば足裏への刺激が強い散歩コース、真夏のアスファルトなど、路面から受ける刺激の影響が大きいのだと思われます。
ちなみに人の場合は太陽からの紫外線が発生原因とされています。短毛種であれば、少々リスクが上昇するかもしれません。
もちろんもっとも重大な発生原因は上記のような外的要因ではありません。体内部の問題、すなわち免疫力の低下(免疫機能の乱れ)です。免疫がうまく働かなくなるとメラノーマの発生・成長を抑えられなくなります。
弊社は犬・猫用のがん対策免疫サポートサプリメント「コルディ」のメーカーですが、毎日のようにメラノーマ(悪性黒色腫)のご相談をいただきます。
このページをご覧いただいている皆様のご愛猫がメラノーマ(悪性黒色腫)を患ってしまっているのでしたら、一度弊社にご相談いただければと思います。
私たちは今まで多くのメラノーマ(悪性黒色腫)を患ったネコちゃんに「コルディ」をお飲みいただき、免疫が整い元気食欲がでてきてネコちゃんがネコちゃんらしく生きていくお手伝いをしてきました。一度お気軽に状況をお聞かせください。
猫のメラノーマの特徴
メラノーマはすべて悪性腫瘍です。良性腫瘍はメラノサイトーマと呼ばれホクロの一種とお考えください。どちらもメラニン色素を産生するメラニン細胞に由来する腫瘍です。周辺よりも黒っぽい色となるのが特徴です。
ホクロよりも大きかったり、盛り上がっていたり、境目がはっきりしていないときは要注意です。特に発生してから急成長するものは疑わしいですから、経験の多い獣医師に診てもらってください。
メラノーマは外界と接する皮膚、口腔内や足先に発生するケースがほとんどで、内臓から発生することは稀です。肺に見つかったときは、ほぼ他からの転移です。
猫の場合は、特に眼球内に出来ることが多いのが特徴です。
一般にメラノーマは進行スピードが早いといわれますが、まさにその通りで「がん幹細胞」の多さがメラノーマの進行の早さに関わっていると考えられます。
がんの黒幕ともいえる幹細胞については、がん幹細胞を抑えて、ペットの癌を克服するをご参照ください。
メラノーマを刺激しているとさらに成長が早まることがありますから、尖ったもので突いたり、強く触れないようにしてください。検査も刺激になることがありますから、過剰気味の検査は控えた方が宜しいかと思います。
メラノーマは肺転移しやすいがんです。進行したメラノーマではしばしば肺転移が見つかります。もし肺への転移が見つかれば、一般的な治療だけで完治に持ち込むのは非常に困難です。 共存を狙って治療を組み立てていくことが重要になります。
症状と早期発見の方法
メラノーマは初期段階ではほとんど自覚症状がありません。もし痛みが出てくるとしたら、腫瘍がかなり大きくなり出血するようになってからで、これは末期がんの状態です。
咳や息苦しさが見られることがありますが、これはメラノーマが肺転移した時に現れやすい症状で、やはり末期症状です。
上記のような自覚症状が出ている場合は、すでに進行した状況に陥っていると言えます。皮膚がん(メラノーマ)は極めて進行が早く悪性度が高いため、癌が進行する前に見つけることはとても大切になってきます。
自覚症状の乏しいメラノーマを体調の変化から見つけることは難しいと思われます。早期発見のためには、ときどき口腔内や足裏をチェックする習慣が大切です。口腔内や足の裏は犬のメラノーマの好発部位(多く発生する部位)です。
普段からご愛猫とスキンシップを取って、口の中や目をみたり、足の裏を確認し、なにか異常が認められた場合はできるだけ早く獣医師の診察を受けていただく事をお勧めいたします。
多くのメラノーマは肉眼で見える場所に発生します。周辺部位に比べてメラノーマは濃い色をしていることが多いので発見の糸口としてください。しばしばホクロやシミと見間違えることがありますので区別するために下記の特徴についてチェックしてみてください。
- 眼球や歯茎、足裏に最近現れた
- 色がまだら
- 形が丸や楕円ではない
- 境目が不明瞭で、周りにじわじわ浸潤している
メラノーマは定期健診や日頃の診察中に見つかることも少なくありません。早期発見を期待して経験豊富な獣医師やトリマーを選んでおくと良ろしいかと思います。
メラノーマの検査法
他の皮膚がんと同様に、まずは獣医師が肉眼で観察します。疑わしい場合は腫瘍の全部もしくは一部を採取して検査に出します。検査会社はどの程度メラノーマが疑わしいかを報告してきます。
肺転移の検査-猫のメラノーマの検査
肺転移の有無を調べるためにはレントゲン検査を行います。およそ1cmの腫瘍があればレントゲン写真に写し出されます。
CT検査ならばレントゲンでは見えないさらに小さな腫瘍を見つけられるかもしれません。ただし写った影がメラノーマかどうかはわかりません。またメラノーマが見つかったとしても治療が難しい場合も少なくありません。
CT検査はレントゲンよりもはるかに被曝量が多く、全身麻酔による危険も伴いネコちゃんの負担も少なくありません。ですからCT検査を受ける事を勧められたら本当にメリットが大きいのか獣医師に確認されることをお勧めいたします。
しいてCT検査を受けるメリットを挙げますと、これから治療する意味があるかどうかを知ることができます。肺転移があるのに、眼球摘出や、顎の切断・断脚をしても完治しませんので無駄な治療になることがわかります。またレントゲン検査よりもCT検査のほうが残された余命をより正確に予測できるかもしれません。
ちなみにCT検査の費用は、レントゲン検査よりも一般に非常に高額になります。
エコー検査(超音波画像診断)も体の内部を調べる検査です。エコー検査は肺外のリンパ節転移を調べることはできますが肺への転移を見つけることはほぼできません。空気で満たされている肺の内部はエコー検査がもっとも苦手とする部位だからです。
猫のメラノーマに対する一般的な治療法
もっとも有効な治療法は外科手術です。メラノーマに対して抗がん剤の有効性はあまり高くありません。
一部の施設で行われている放射線治療もそれほど役立たないかもしれません。
どの治療にも相当なリスクが有ります。メリットだけでなくデメリットも熟慮して治療法を選択されることをお勧めいたします。
根治(こんち)手術
根治手術は簡単に言いますと完治のための手術です。再発を徹底的に防ぐために腫瘍を含めた周辺部位を可能な限り広範囲に切除します。
もちろん広く切除するにも限界はありますので、具体的には次のような手術となります。
- 口腔内メラノーマであれば上顎もしくは下顎ごと切り落とす。
- 脚に発生したメラノーマに対する断脚手術。
そこまで広く切除する必要があるのかと思われるかもしれませんが、メラノーマの浸潤性の高さは半端ではありません。ここまでしても少量のがん細胞を取り残されることがとても多く、そのため根治手術を受けたにもかかわらず再発しまうケースはけして少なくありません。あくまで根治する手術ではなく、根治の可能性がある手術ということです。
とはいっても根治手術によってがん細胞数がかなり減るのは間違いありません。ですのでもし再発するにしても時間を長く稼ぐことができます。生涯中にメラノーマが出てこない可能性もあります。重要なのは手術後のケアということです。
手術時の麻酔により免疫力は大幅に低下してしまいます。手術後免疫力を早く回復させ、崩れてしまった免疫システムを整えていく事ができればメラノーマの再発・転移のリスクを大幅に抑えることができます。弊社のコルディを与えていただく事で免疫力を整えメラノーマの再発・転移のリスクを抑えるサポートができると思います。
根治手術には次のようなデメリットもあるため、すべての飼い主様が根治手術を選択するわけではありません。手術を受けた方が良いかを判断する為獣医師から十分に説明を受けてください。
- 犬の外観が大きく変わってしまう。
- QOL(生活の質)が下がる可能性。
- 断脚で散歩が困難になる。
- 顎の切断で普通に食事ができなくなる。
- もし肺転移を見逃していた場合、無駄な手術になる可能性。
姑息(こそく)手術
姑息手術(こそくしゅじゅつ)は緩和手術とも呼ばれ、腫瘍の一部だけを切除する手術です。
がん細胞を取り残すことを前提とした手術ですので手術だけでは完治を望めません。目的は腫瘍が引き起こしている問題を一時的に解消することです。
たとえば次のような不都合を改善させます。
- 腫瘍が邪魔して食事が摂れない。呼吸しにくい。
- 腫瘍から出血していて貧血がおさまらない。
- 腫瘍が膿んで臭う。
姑息という言葉にあまり良いイメージを持てない方が多いと思いますが、けしてそうではありません。姑息手術はQOLを改善させ、飼い主様とご愛犬がより良い時間を過ごすための前向きな手術です。
抜歯も姑息手術のひとつと言えるでしょう。抜歯は口腔内メラノーマの進行をかなり遅らせるかもしれません。
猫のメラノーマの治療:抗がん剤治療(化学療法)
率直に言いますとメラノーマに抗がん剤はあまり効果が期待できません。前述のとおりメラノーマは「がん幹細胞」の多いがん種です。がん幹細胞は抗がん剤に対して、強い抵抗性を示します。
少々反応したとしても、たいていは抗がん剤の副作用がもたらす不利益(副作用)が上回ってしまう可能性は高いです。治療を損得勘定で考えるのはいかがかと思いますが、抗癌剤治療を受けた方が本当に良いのか冷静な判断が求められます。
抗がん剤を使ったために、体調の良かった犬が数日後に他界したという連絡を受けたこともあります。
このような事態を避けるためにも、抗癌剤治療を提案された場合にはリスクは無いのか、副作用で体調悪化することはないのか、死期を早めてしまう事はないのかなどデメリットをしっかりと確認されることをお勧めします。
貧血気味だったり、低アルブミンだったり、肝機能低下、腎機能低下があると、副作用が強く出やすいのでリスクは高まります。このような場合にはより慎重な対応が望まれます。
猫のメラノーマの治療:放射線治療
手術をしにくい部位にまでメラノーマが進行しているとき、放射線治療が提案されるかもしれません。
たとえば口腔メラノーマが目の付近まで広く浸潤していれば、十分なマージンを取った手術は不可能です。そのようなときでも放射線照射は可能です。
とは言っても、放射線治療でがん細胞を全滅させるのは困難なため根治治療とはなりません。また正常組織にも障害を与えてしまい、しばしば後遺症が発生することがあります。
口腔内メラノーマの場合、もし目に照射してしまえばドライアイ(涙の量が減る)や視力低下、失明の恐れがあります。猫は言葉を話せませんので実際のところは分かりにくいですがドライマウス(唾液が出にくくなる)が起きたり、味覚や嗅覚がおかしくなっているケースは少なくないと思われます。
ちなみに人の放射線治療は数十日かけて少しずつ照射します。それに対して猫はたった数回で強烈な放射線を照射しますので後遺障害が発生しやすいと思われます。
他にも次のような理由があるため、放射線治療を受けるときには慎重な検討が必要です。
- 照射のたびに全身麻酔が必要
- 被曝による免疫低下が進行を加速させる恐れ
- 効果のわりに、かなり高額
猫のメラノーマに対する代替療法(自然療法)
代替療法とは名前のとおり、一般的な治療に代わる治療法のことです。さまざまな治療が考案され、一部の先進的な動物病院で実施されています。
多くの代替療法はお身体への負担が軽いため、同時にいくつかの治療を併せることも可能です。 ダメージが少ないということは、病期や病態をあまり選ばないということです。手術前、手術後の再発防止、手術できない症例、肺転移症例でも多くの代替療法を行うことはできます。
また次のような場合には代替療法も大いに検討されることをお勧めします。
- 合併症が有り、一般治療ではリスクが高いとき
- がんとの共存を狙うとき
- QOL低下の回避を優先したいとき
- 確定診断が出る前
- 診断結果がどうも腑に落ちないとき
がんの代替療法に強い広島県のかも動物病院(広島県)は、代替療法を巧みに組み合わせたメラノーマの治療報告を発表しました。報告は専門誌で紹介されたり英語論文にもなっています。
以下が組み合わせた代替療法です。
- 温熱治療器による腫瘍の焼灼
- 樹状細胞療法
- ルペオール
- 冬虫夏草培養物(コルディM/コルディG/コルディフローラ)
詳細はこちらをご参照ください。
代替療法のデメリットはあまりありませんが、あえて挙げてみます。
- 手術とは違い、一回では治療は終わらない。
- 役立たないことがある。(一般治療と同じ)
- 抗がん剤などで免疫の質が低下していると、一部の代替療法は使いにくい。
- 9割の動物病院は代替療法を施せないため、頼れる動物病院が近隣にあると限らない。
- 普及率が低いため、ネットや書籍から情報を得にくい。
食事療法
がんの増殖スピードを低下させ、体力をつけ、貧血やアルブミン値などを改善させることが目的です。
弊社および一部の動物病院は、治療のベースとして栄養学的なアプローチを非常に重視しています。
がんの主たるエネルギー源は糖質です。その糖質をできる限り制限する食事療法は、科学的な見地から大きな意味を持ちます。ほとんどデメリットがなく、試す価値のある取り組みです。
ご愛犬がストレスなく受け入れてくれるのでしたら始めてみてください。もしストレスが強いようでしたら一部だけでも実践してみてはいかがでしょうか。味付け方法や食材の温度の工夫で乗り越えられることもあります。
この食事療法はドライフードの手軽さに比べると手間がかかりますが、基本的には難しくありません。
どうか治療の一環だとお考え頂き、少々の時間を費やしてみてください。けして無駄にはなりません。
少しでも手間を軽減して頂きたく、動物病院と協力して食材リストを作成いたしました。ぜひご一読ください。
猫のメラノーマを悪化させている原因の除去
メラノーマの原因は、慢性的な刺激と考えられます。それを取り除かない限りはどのような治療も効果が低下してしまいます。
以下にメラノーマの原因と対策を示しますので参考になさってください。
足裏への刺激を減らす
舗装道路をできるだけ避け、刺激の少ない土や草の散歩コースを選びましょう。もちろん路面が熱い時の散歩は厳禁です。熱刺激だけでなくアスファルトから溶け出す化学物質の刺激も心配です。
とはいってもどこにでも最適な散歩コースがあるわけではありません。散歩の時だけ靴を履かせてみてはいかがでしょうか。
口腔内への刺激を減らす
口腔内にメラノーマがあるとき、カリカリのフードは避けたほうが無難です。刺激により腫瘍が大きくなってしまう可能性があります。
お湯でふやかしたり、半生タイプに変えるのもひとつの方法ですが、できれば人の食材に切り替えることも検討してください。
ペットフードに含まれるさまざまな種類の化学物質もメラノーマの悪化に影響を与えているかもしれません。それらはドッグフードが腐ったりカビが生えたり虫がわいては困るので、当然のように添加されます。人の食品には認められない化学物質が添加されているかもしれませんし、人の基準値を超えた高容量かもしれません。
歯周病の治療
歯周病による炎症が慢性的な刺激になっているケースもあると思われます。もうグラグラになっている歯は獣医師に抜いてもらって良いでしょう。人のいないところで歯が抜けてしまうと大量出血を起こす危険もあります。
歯周病対策のために日頃から口の中のケアをしてください。歯みがきが嫌いな子も少なくないと思いますが歯みがき手袋はスキンシップを楽しいながら歯みがきができる優れものです。一度お試しになってみてはいかがでしょうか?
薬の見直し
どのような薬も毒という側面を持っています。しばしば抗生剤を長期に渡り使っている子がいますが抗生剤は良い菌も悪い菌も殺してしまい口腔内の正常な細菌バランスを崩してしまいます。
腸内の細菌バランスも崩れますから免疫低下が起きてしまいます。
ステロイドを長期服用しているケースでも免疫低下がおきます。
抗生剤やステロイド剤、その他の薬という薬をできるだけ減量していく事で免疫の働きを改善することができます。
ただしステロイドの急な中断は体調悪化を招きますので、ゆっくり減らしていきます。減薬を試みること時には獣医師に伝えてください。
ストレスを減らす
強いストレスは免疫を下げる明らかな要因です。免疫こそががん抑止の要ですから、ストレス対策は重要です。
相性の悪い同居動物がいる場合は離してあげてください。周辺の工事の音がうるさい時は、静かな部屋に入れてください。
また飼い主様のストレスが伝わってしまうこともあります。飼い主様の悲しい顔も、ネコちゃんにとってはストレスに感じます。笑顔で接することも大切な治療なのです。どうか頑張ってください。
このページで紹介した取り組みも、猫のストレスにならない範囲でお願いいたします。急ぎたい気持ちを抑え、少しずつ慣れさせていったほうが良い場合もあります。
猫のメラノーマ対策にコルディをお勧めします
弊社のコルディM/コルディG/コルディフローラはワンちゃん、ネコちゃんの免疫を整え病状の改善を目指し開発されたサプリメントです。
メラノーマの長期生存例、改善例が報告されています。
ご愛猫がメラノーマと診断されたら、コルディの使用をご検討ください。
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最後に
メラノーマはがんの中でも悪性度の非常に高いがんです。どのような種類のがんも完治は困難ですが、メラノーマは特に難しいがんと考えられています。
メラノーマの治療では標準的な西洋治療が施されますが、あまり良い成績が得られていないのが現状です。大きな手術を受けたにも関わらず再発や肺転移が見つかる犬は少なくありません。
西洋的な治療では、がん細胞を切除したり、強い毒で殺し酢など徹底的に叩き潰そうという考えが根底にあります。これらの治療で腫瘍の大きさは小さくなるかもしれませんが、犬の全身状態やがんを作った原因を軽視しがちです。「木を見て森を見ず」にならないように、治療を優先したばかりに取り返しのつかないダメージを与えてしまわないように気を付けてください。
本来の治療目的は、ご愛猫のQOLを維持して飼い主様との楽しい時間を増やすことのはずです。それらを犠牲にするに見合う治療なのか、よく考える必要があります。
目や顎、脚を失い、治療のために良かれと思った抗がん剤で体がボロボロになったご愛犬を見て、「やれることはやった」と満足できる飼い主様はほとんどいないはずです。
どうか「腫瘍は小さくなったけど、生命の灯火も小さくなってしまった。」という有りがちなパターンに嵌らないようお気をつけ下さい。
ご愛猫が病気になったとしても動物病院に丸投げせず、ご家族の皆様でどうすれば良い時間を過ごすことができるのかを考えてあげてください。
飼い主様がご愛猫のためにできることはこのページで紹介した以外にもあります。自分自身でやれることがあるならやってみたいという飼い主様は、どうぞご相談ください。微力ながら応援いたします。
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